ITエンジニアの本棚

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新人エンジニアにおすすめしている技術書

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毎年、新人におすすめの技術書を紹介しているのだが、そろそろ思い出すのが辛い年齢になってきたので、備忘録として残すことにした。 ここに挙げる書籍は体系的に学びたい人向けの書籍のため、手っ取り早く仕事に役立てたいという人にとっては遠回りになると思う。

しかし、それなりのレベルのソフトウェアエンジニアやシステムエンジニアを目指したい人は誰もが勉強しておいて損はないと思う。 書籍の分類はそれなりに難しいのだが、今回は目的別に整理してみた。

まず基礎力をつけるために

情報系の学科出身でない場合は、まずは基礎的な力をつけるために、情報処理技術者試験を受けることをおすすめする。 浅いが広い知識をつけることができるので、今後難しい技術書を読む時に、「技術用語が全くわからない」といったことを多少防ぐことができる。

しかし、これらの資格を取得しただけでは、実戦で役立つスキルが付くわけでも情報学科出身の人たちに追いつけるわけでもない。 ただの通過点であることを忘れずに。情報学科出身の人で、取得していないのであれば暇潰しがてら応用情報技術者試験を受験してみてもいい。

正しく実装ができるようになるために

アルゴリズムを学ぶ

[asin:B078WPYHGN:detail] アルゴリズムは、プログラマにとっての九九ようなものであり、全エンジニア必須の知識である。大手SIerなどに就職してしまった人は、自分でプログラムを書くことはあまりないかもしれないが、それでもアルゴリズムの勉強くらいはしておいた方が良いだろう。

アルゴリズム関連書籍は難しすぎるか、役に立たないものしか見当たらないので、とりあえず名著をおすすめすることにしてる。この書籍を全て勉強しきるのは困難だが、「Ⅲ データ構造」までは勉強しておいて損はない。

テストを学ぶ

[asin:4798130605:detail] [asin:4797365811:detail] 新人はテスト工程を任されることが多いのだが、実はテストはとても奥が深い分野である。 まずはこれらの書籍を読んで、基本的な知識をつけよう。

人に読ませるコードをかけるようになる

万人に受けるコードを書くのは難しいが、まずは他者にストレスを与えずにレビューしてもらえるコードを書けるようになろう。

正しく設計ができるようになるために

[asin:B01E5DYK1C:detail] プログラマなら誰でも読んだことがある名著。

データベース設計もできるようになるために

サービス開発をするエンジニアにとって、データベース、特にRDBは避けて通れないものである。これらの書籍を読んでおけば普通に開発する分には困らないだけの知識をつけることができる。

コンピュータに詳しくなるために

コンピュータアーキテクチャの知識を持っておくと活躍の幅が広がるので余裕があるなら勉強しておくと良い。

ネットワークに詳しくなるために

コンピュータアーキテクチャ同様に活躍の幅を広げるためにも基本は抑えておく必要がある。

まとめ

書籍によってはとても難しく、読み切るためには強い意志が必要になるものばかりなので、やる気に満ち溢れた1年目〜3年目くらいの間に一度読んでみることをおすすめする。